ホストクラブ・メンコン・ボーイズバー・女風ってどう違うの?それぞれの違いを徹底解説

「ホストクラブ」と聞けば、多くの方がイケメンの男性キャストがお酒を飲みながら接客するお店を思い浮かべるでしょう。
一方で、最近は「メンコン」(メンズコンカフェ)や「ボーイズバー」、「女風(女性用風俗)」といった言葉を耳にする機会も増えました。SNSやYouTubeで話題になることも多く、「結局何が違うの?」「ホストクラブの名前が変わっただけでは?」と思ったことがある方も多いように思います。
どれも男性キャストが活躍する業態という共通点はありますが、中身を見ていくと意外なほど違いがあります。料金システムや楽しみ方はもちろん、ターゲットとする客層やお店のコンセプトもそれぞれ異なるため、「名前が違うだけ」とは言えません。
今回は、それぞれの特徴や違いを分かりやすく整理するとともに、混同されやすいミックスバーやメンズバーなどの類似業態についてもあわせてご紹介します。
そこで今回は、ホストクラブ、メンズコンセプトカフェ(メンコン)、ボーイズバー、女性用風俗(女風)の違いについて、それぞれの特徴や風営法上の扱いを交えながら分かりやすく解説します。また、近年よく耳にするミックスバーなどの類似業態についてもあわせてご紹介します。
目 次
ホストクラブとは
ホストクラブとは、男性キャストとの会話やお酒の席を楽しむためのお店です。担当となるホストを指名し、お酒を飲みながら会話を楽しむのが基本的なスタイルで、シャンパンコールやバースデーイベントなど、独特の文化があることでも知られています。
テレビや漫画では豪華なシャンパンタワーや億単位の売上が注目されがちですが、実際には落ち着いた雰囲気で営業している店舗も少なくありません。店舗によってコンセプトは大きく異なり、高級志向のお店もあれば、初回料金を抑えて気軽に利用できるお店もあります。
近年は改正風営法の影響もあり、業界全体がコンプライアンスをより重視する流れになっています。そのため、従来とは営業スタイルが変化しつつある店舗も見られます。
メンズコンセプトカフェ(メンコン)とは
メンズコンセプトカフェ(メンコン)とは、執事やアイドル、学園など、それぞれの世界観をコンセプトにした店舗で、男性キャストとの会話や空間そのものを楽しむ業態です。
ホストクラブよりも料金は比較的リーズナブルな店舗が多く、学生や20代の女性を中心に人気を集めています。最近では「推し活」の延長として利用する方も珍しくありません。
もっとも、「メンコン」という名称に決まった定義はありません。店舗によって営業スタイルはさまざまで、カフェに近いお店もあれば、ホストクラブに近い雰囲気のお店も存在します。
ボーイズバーとは
ボーイズバーとは、男性スタッフが接客を行うバーです。一般的にはカウンター越しにお酒を提供しながら会話を楽しむスタイルが中心で、「ホストクラブは少し敷居が高い」という方でも気軽に入りやすい雰囲気があります。
料金も比較的明瞭な店舗が多く、一人でも立ち寄りやすいことから、仕事帰りに利用する常連客を抱えるお店も少なくありません。
なお、「メンズバー」という名称が使われることもありますが、明確な違いがあるわけではなく、店舗によって呼び方が異なるケースも見られます。
女性用風俗(女風)とは
女性用風俗(女風)とは、男性セラピストが女性客にサービスを提供する業態で、ここ数年で一気に認知度が高まりました。
ホストクラブやボーイズバーのように飲食を楽しむお店ではなく、サービス内容そのものが大きく異なるため、利用目的も客層も大きく違います。
SNSの普及によって利用者の裾野は広がっていますが、店舗型だけでなく派遣型など営業形態もさまざまで、一口に「女風」と言ってもその内容は店舗によって大きく異なります。
ミックスバーとは
ミックスバーとは、男性スタッフと女性スタッフが一緒に接客するバーです。一人で訪れても楽しみやすく、同性・異性を問わずスタッフと会話できることから、通常のバーとはまた違った魅力があります。
「男性スタッフがいるからボーイズバー」「女性スタッフがいるからガールズバー」と単純に分類できるものではなく、男女双方のキャストが在籍している点が最大の特徴です。最近では外国人スタッフやLGBTQキャストが在籍する店舗も見られ、お店ごとの個性もさまざまです。
メンズバーとは
メンズバーとは、男性スタッフが接客するバーの総称です。実際にはボーイズバーとほぼ同じ意味で使われることも多く、明確な違いはありません。
一方で、「メンズバー」の方が落ち着いた大人向けの雰囲気をイメージして使われることもあれば、「ボーイズバー」の方が若いキャストを前面に押し出したお店として営業されることもあります。結局のところ、呼び方は店舗次第と言えるでしょう。
ジェンダーレスコンカフェとは
ジェンダーレスコンカフェとは、男性・女性という枠にとらわれず、多様な性別のキャストが接客するコンセプトカフェです。
近年はジェンダーレスモデルやインフルエンサーの活躍もあり、こうしたコンセプトのお店も少しずつ増えています。従来のコンカフェとは一味違う世界観を楽しめることから、新たなジャンルとして注目されています。
執事喫茶とは
執事喫茶とは、来店した女性客を「お嬢様」として迎え、執事が給仕を行うコンセプトカフェです。
紅茶や洋菓子を楽しみながら、まるで洋館に招かれたような非日常を味わえることが魅力で、コンカフェ文化の草分け的存在として知られています。メンコンと混同されることもありますが、恋愛要素よりも世界観や接客を楽しむことに重点を置く店舗が多い印象です。
女性向けメンズエステとは
女性向けメンズエステは、男性セラピストによるリラクゼーションサービスを提供する業態です。
近年は「女風」と混同されることもありますが、本来は施術や癒やしを目的としたサービスであり、すべてが同じ内容というわけではありません。店舗によってサービス内容やコンセプトは大きく異なるため、一括りに語ることはできないでしょう。
結局、一番の違いは?
ここまでご紹介したように、ホストクラブ、メンコン、ボーイズバー、女風は、男性が接客・サービスを提供するという共通点はあるものの、その営業内容は大きく異なります。
法律上も同じではありません。ホストクラブは接待を伴う飲食店として風俗営業の対象となり、メンコンやボーイズバーも営業実態によっては風俗営業許可が必要になります。一方、女風は飲食店ではなく、一般的には性風俗関連特殊営業として位置付けられる業態です。
つまり、「メンコンだから」「ボーイズバーだから」「ホストクラブではないから」という名称だけで必要な手続きが決まるわけではありません。最終的には営業実態に応じて判断されます。
特に近年は、改正風営法の影響からホストクラブ以外の業態へ関心を持つ方も増えています。しかし、業態変更を検討する際も、看板だけを掛け替えれば済む話ではありません。どのようなサービスを提供するのかを踏まえ、適切な営業形態を選択することが大切です。
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今回は、ホストクラブ、メンコン、ボーイズバー、女風を中心に、それぞれの違いをご紹介しました。しかし、実際にはミックスバーやガールズバー、キャバクラ、ラウンジなど、夜の業界には似たような業態が数多く存在します。
また、開業を検討されている方にとっては、「どの許可が必要なのか」「改正風営法で何が変わったのか」「ボーイズバーなら営業できるのか」といった疑問も出てくるでしょう。
弊所では、これらのテーマについても実務経験を踏まえて詳しく解説しています。興味のある方は、ぜひ以下の記事もあわせてご覧ください。
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