見積もりサイトから行政書士に依頼することを避けた方が良いと考える理由

見積書と電卓

近年はWebを利用した様々なビジネスが盛況で、むしろWebを利用するビジネスモデルこそが営業のスタンダードであるかのような風潮すら感じます。何なら弊所も受注の90%以上をWeb上で獲得しているので、その恩恵にあずかる側の事業者であるともいえます。

見積もりサイトもWebを利用した新しいビジネスモデルのひとつで、発注者がサイト上で見積りを依頼し、それに対してサイトに登録している複数の事業者が見積りを返すというスキームのプラットフォームです。簡単に表現すれば、「ビジネス特化型マッチングアプリ」と言い換えをしてもいいかもしれません。

我々士業と呼ばれる職業をはじめ、多種多様な事業者間にヘビーユーザーが存在し、Web上で営業を展開する際は、見積もりサイトの利用も選択肢のひとつとして認知されていることは間違いありません。

他方、操作や登録が簡単である反面、依頼者の素性や受注するプロ側の資質が担保されておらず、また見積もりサイト側が契約に直接絡むわけではないので、トラブルが発生しても保証を受けることが出来ません。

何を隠そう、かつてまだ経験が浅い頃、弊所も見積もりサイトを利用していました。現在すでに利用を解除していることからもお分かりいただけるとおり、実績さえ積めば見積もりサイトは受注窓口の選択肢からは自然と外れます。何故なら儲からないから。笑

私が少し不安に感じたのは、「え、その業務をその料金で受けるの?」と思わせる場面が多々あったことです。要するに何が言いたいかといえば、プロ側が相場や適正価格を知らないほど、経験値に問題があるように感じてしまったということです。(辛口で申し訳ありません。苦笑)

また、プロ側に対して見積もりサイトから請求される手数料は決して安くはないため、実は見積額に柔軟性を持たせることが出来ません。結果として弊所の見積額の方が、見積もりサイトよりも格安になったということも珍しいことではありません。

合法なツールである以上、利用については利用を希望する方同士の自由であり自己責任です。実際に見積もりサイトから良いご縁をいただいたことも多く、根本から利用を否定するつもりは毛頭ありません。率直に言ってそのスキームは素晴らしく、それだけにWeb営業を柱に据えている弊所にとっては目の上のたんこぶになっていることは間違いありません。

ただし、将来を見据えると見積もりサイトの台頭は大きな脅威であるように感じています。現実問題として適正価格を知らないプロによる価格破壊が起きていて、この傾向が続くようであれば、サービスの質を担保することが出来なくなってしまうことは明白です。中長期的な視点から見た場合、事業者側と依頼者側の双方にデメリットが生ずることは間違いありません。この投稿をご覧になる同業者様、ご依頼者様におかれましては、短期的なビジョンだけではなく、中長期にわたるビジョンを見据えて選択していただくよう切に願います。

なお、弊所は見積もりサイトとの相見積もりも上等ですので、どうぞご遠慮なくご相談ください。無理なことは無理であるとはっきりと回答させていただきますが、出来る限りの期待に添えるよう常に心がけています。

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